軽貨物の運送を行う事業用車両は定期的に車検を受ける必要があります。近年は費用が安く抑えられるといったメリットもあり、軽貨物の運送業者の中ではユーザー車検が人気となっています。しかしこのユーザー車検ですが受ける場合いくつかの注意点があります。まず1つ目が書類等の準備を自分でしなければならないということです。デイーラー車検にて軽貨物の運送を行う車両の車検を行う場合、必要書類はすべて修理業者側が準備をしてくれます。しかし、ユーザー車検の場合検査で必要となる書類はすべて自分で準備をしなくてはなりません。そのため必要書類がすべて準備できているかのチェックを徹底することが大切です。2つ目が車検を受けられる曜日・時間帯に限りがあるということです。軽貨物を含む車両全体のユーザー車検は平日の日中しか受けることができません。ですから土日祝が休みの軽貨物の運送業者の場合は検査のために休みを取得する必要があります。そしてユーザー車検で一番注意をしなくてはならないのは、ユーザー車検は公道を走る車として問題がないかをチェックする検査のため、機能的な要件を最低限満たしていれば検査に合格してしまう点です。車の整備はしてくれないのでパーツ等の故障のリスクに関する見逃しが発生する可能性もあります。ですからユーザー車検の場合は自分で車のメンテナンスをして、パーツの傷みなどの安全面のチェックをしておきましょう。